CSVファイルとは

CSVとは「Comma Separated Values」の略でカンマで区切られたデータのことです。そのため、CSVファイルはカンマ区切りでデータ構造が示されたファイルのことと言えます。拡張子は.txtか.csvとなりますが、どちらもメモ帳のようなテキストエディタで開けます(.csvの場合はエクセルでも開けます)。簡単な構造なので、人が見る分にも、システムで取り扱う分にも、扱いやすいファイルです。

CSVファイルはカンマ区切りでデータ構造を示せるため、データベースをファイル化する際によく使われたり、ファイルそのものをデータベースとして使うこともあります。そのためCSVファイルの操作はデータをいじることにもつながることが多いため、扱いによく注意する必要があります。

CSVファイルの構造は、その列に何のデータを格納するか示すヘッダ部(ファイルの1行目)と、実際に格納されているデータを示すボディ部(ファイルの2行目以降)に分けられます。全行に対して列の数は一致させる必要があるので、CSVファイルの各行で使われるカンマの数はすべて同じになる必要があります。

CSVファイルの使用例

CSVファイルはデータベースから中身を取り出したり、ほかのデータベースに中身を移植するようなシーンでよく使われます。BMBの業務では、Yahooショッピングの商品ページ・カテゴリページのデータ(おすすめ商品一覧等)を一括で更新する際にCSVファイルを用います。CSVファイルに対する要件(ヘッダ部の構造など)はシステムごとに異なるので、CSVファイルを扱う際は、扱うシステムのマニュアル等を読んで確認する必要があります。

CSVファイルの注意点

CSVファイル関連でエラーに遭遇することはよくあるので、よくある間違いをここに記載します。

まず、CSVファイルの各行で使われるカンマの数はすべて同じになる必要があるのですが、このルールが守られていないとCSVをシステムにインポートする際にエラーになる可能性があります。エクセルで編集するうちになぜか、カンマの数が合わなくなったりするらしいので、エクセルで作業する際に不具合が起きた際は、一度テキストエディタでも確認するのをお勧めします。

また、自分でCSVファイルをプログラムで吐き出すみたいな時もあるのですが、その際は記載するデータにカンマが入らないようにする必要があります。データ1項目分として記載したつもりでも、中にカンマが入っていると、それはデータの区切りとみなされてしまいます(CSVファイルの各行で使われるカンマの数は必ず同じにします)。